イケとスティ

糸を紡ぐということは、ずいぶんマニアックなことらしいと
最近、やっと気づきました。
ただただ楽しくて、続けてきたので当たり前のように思っていたのです。

わたしが糸を紡ぐのに使っているのは、ティモールで使われているという
「イケ」と呼ばれるスピンドルです。
紫檀の木で作られた、美しいスピンドルです。
実際に現地の女性たちが使っていたものですので、とてもよく回ります。
わたしは、使わなくなったお茶碗を受け皿にして紡いでいます。
このイケに「スティ」という受け皿があって、ふたつでひとつという話を
聞いてから、スティが欲しくてたまりませんでした。
イケをいつも仕入れてこられる方に「いつか作ってもらってください。」と
お願いしていました。
2月に旅から帰ってきた彼女に尋ねましたら、来たのです!!
あわてて注文しました。本当に貴重なもので、現地でもあまり使われないと
いうことでした。

今日、届きました!!スティは、めちゃ可愛いです。
ココナッツの器を椰子の葉っぱ(だったと思う)で編んだカゴで支えます。
届いたスティは、思っていたより小さくてか〜わ〜いい〜♪
イケは、長さも太さも違っていて同じものはありません。
一本一本、手で削って作っているからです。
今回、今までなかったほどの長〜いイケを買ってみました。
長〜い糸が紡げるでしょうか?楽しみです!